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Saturday, January 20, 2007

ナパのワイナリーと美術コレクション

サン・フランシスコへ行くたび、何とかして行こうとするナパ。そこはカリフォルニアにおけるトスカナであり、また、至福の時を過ごすための温泉地。私の場合は、エステなどより、もっぱら泥風呂にぷよぷよと浮遊し、キュウリで目にフタをしてミネラル・バスに浸かり、そして、ひたすらマッサージ三昧で過ごすための場所なのです。もちろん、その前後には現地で採れた最高の食材を使った地球上で最もクリエイティヴな料理の数々が待っているというわけです。ナパにはサン・フランシスコの美術館の理事として著名な人々の別荘があり、また、ワイナリーのオーナーにもコレクターが多いので、かなりの規模の美術コレクションが同時に楽しめます。

ヘス・ワイナリーの「プロヴァンス風」な印象のアプローチ


コレクションはヨーロッパや南米の作家のも含む現代美術

Wednesday, January 17, 2007

ミュンヘンの老舗カフェ

この間、9月に久しぶりにミュンヘンに行って、まだ見る機会がなかった2002年の秋にオープンした現代美術館を訪れた帰り道、見覚えのあるカフェが目に入って、つい懐かしくなってお茶してきました。ここはチョコレートとアイスクリーム、それにケーキがいろいろ揃っていて、古き良き時代を偲ばせるカフェの一つです。こういうお店の特徴として、高齢者が多いのですが、なんだかホッとする空間です。

椰子の木のあるアトリウムというのは、一昔前の高級カフェの定番だったようです


たしか・・・アイアーシュニッケといったと思いますが、キャラメリゼした表面が美味しい

Monday, January 15, 2007

Museumのレストラン&カフェ

ヨーロッパとイギリスの美術館からレストランとカフェの様子をご紹介します。



ベルリンの国立絵画館のカジュアルなカフェ。ランチの準備中



スウェーデンの現代美術館。改装中の引っ越し先のカフェ



ロンドン、ナショナル・ギャラリーのフォーマル・ダイニング

Wednesday, January 10, 2007

SFMoMAのシマシマ

スイス人建築家、マリオ・ボッタ設計によるSFMoMA(サンフランシスコ近代美術館)のロビーは、壁や床のほとんどにストライプがモチーフとして使われており、どこを向いてもシマシマ・・・で、ちょっと目がくらくらしてしまうかもしれません。また、細い木材の使われ方などは、「築地の料亭か?」と思うほど、日本のホテルや商業施設を思わせる雰囲気をかもしだしているのも不思議ですね。屋外の眺めは比較的地味なのですが、ロビーに入った途端、呆気にとられるものがあります。とはいえ、高い吹き抜けのと圧迫感のない空間構成、白い壁部分に反射する外光をほどよく散らしている演出などは、悪くないと思います。かつてシヴィック・センターでオペラ・ハウスと並んでいた頃のSFMoMAと比べると、たしかに近・現代美術にふさわしい建物と言えるのではないでしょうか。

シマシマだらけのロビーに、この作品はちょっとやり過ぎかも・・・

Sunday, January 7, 2007

ホット・ドッグという文化

もともと私はホット・ドッグやハンバーガーといったものが好きですが、日本のお正月とか、同じものを何回も食べなくてはならないような時期になると、ますますそういうものが食べたくなる傾向があります。今回は、自家製のチリ・コン・カルネも食べたくなったので、猛然とタマネギを刻み、牛挽肉と一緒に炒め、やや酸味の強い安い赤ワイン(高いのはダメ)、トマトの水煮(イタリアから輸入されているパッサート・ディ・ポモドーロの紙パック入りをいつもキャビネットにしこたま貯蔵してある)などをぶち込んで、缶詰のキドニー・ビーンズも加えて、あっという間にできあがりました。それをテラスに持ち出して、ちょっと記念撮影。冬の太陽で、まだ、午前10時とかですから若干の影が気になりますでしょうか。食べ物を含む小物の撮影は正午から午後3時ぐらいまで、少し曇りめぐらいだと、テラスでの撮影が最適です。

Saturday, January 6, 2007

リンツの新しい現代美術館

アルス・エレクトロニカを訪問する目的で立ち寄ったリンツで、新しくできた大規模な現代美術館でマット・マリカンの新作個展を見ることができたのは思いがけない幸運でした。しかも川を挟んでアルス・エレクトロニカとはちょうど真向かいです。こちらの大きさを目の当たりにすると、なおのこと、アルス・エレクトロニカの小ささが実感されてしまうのでした。

   川縁に建つガラス張りの美術館


併設のレストランはなかなかオシャレでメニューも充実


ショップはカタログだけでなくオリジナル・グッズが充実


クリスマスが近づき、美術館前の通りの並木はすっかり冬の趣

Friday, January 5, 2007

アルス・エレクトロニカ

「マルチメディア」という言葉が話題になりはじめの頃、ドイツ、カールスルーエのZKMへは取材に行く機会がありました。今はブリュッセルの王立モネ劇場の芸術監督を務める指揮者の大野和士さんが、まだ、カールスルーエのオペラを指揮していた頃で、忙しいといっても今ほどではなかったので、公演後に一緒に中華料理屋さんにご飯を食べに行きました。一方、同じ頃からオーストリア、リンツのアルス・エレクトロニカも有名だったのですが、なぜかなかなか行く機会がありませんでした。


そこで、2005年の晩秋、トリノの国際映画祭へ行く前にリンツに立ち寄ろうと決心して、これがまた、リンツ〜トリノの移動というのが想像を絶するほど不便だったのですが、やっとのことでアルス・エレクトロニカを訪問してきました。旧市庁舎前に立つ、古い歴史を持つホテルからは歩いても行ける距離でしたが、川の向こうに見えて来たアルス・エレクトロニカと思われる建物のショボさ・・・その小さはともかく、回りに描かれている何ともいえない絵のダサイ雰囲気に、「うっ」と思って、橋の上でしばし佇んでしまいました。また、午前中だったこともあって、ITとはいかにも無関係そうなお掃除のおばさんが無神経に掃除をしており、入っていく人もほとんどいなかったため、もしや、展示は休業ではないかと不安を感じたものです。


中に入ってもっとびっくりしてしまったのは、来ていたのがほとんど小学生の団体ばかりで、蜂の巣をつついたような騒ぎだったことです。日本でいうと、科学未来館とか、あるいは、産業系でよく社会見学で使われる博物館の位置づけに近いもののようでした。韓国、中国からの視察者のグループには出会いましたが、走り回る子供たちにすっかり驚いて、それからリサーチ部門の研究者に話を聞いたところ、「展示部門」には税金が投入されているため、基本的に地元の子供向けのアウトリーチに力が入れられており、逆に、リサーチ部門は独立採算性なので、予算を獲得できる限りは何でもできるとのこと。ベルリンでの自動車見本市のディスプレイのデザインや、ドイツの放送局と共同でオペラ作品の演出に使うCG映像をコラボレーションで制作するなど、こちらのほうはいくらか面白そうでしたが、「カタログ通販のウェブ・サイトをデザインしてお金を稼いでいる」といった切実な話には、ちょっと物悲しくなりました。

Thursday, January 4, 2007

忠茶犬よりお正月のご挨拶

お正月に際し、いつもいろいろなイヴェントでお世話になっているサントリー(株)さんに感謝の意を表して、「伊右衛門」の和風動画CM@犬ヴァージョンを作ってみました。音楽はガラージ・バンド、念のため、サントリー(株)の知人から広報へも連絡をお願いしました。まぁ、ご愛嬌の範疇だと思います。

Wednesday, January 3, 2007

亥=いぬしし

あけましておめでとうございます! 「亥」ではありませんが、ポメラニアンの瑠斐(1歳、Louis♂)が獅子頭をかぶって「いぬしし」を熱演しています。2007年がみな様にとりまして、良い年となりますことをお祈り申し上げます。