Wednesday, May 30, 2007
Tuesday, May 29, 2007
グルベンキアン美術館のカフェ
ベレンから列車や路面電車や地下鉄を乗りついで街中に戻り、グルベンキアン財団にたどり着いた頃にはすっかり疲れ果てていました。会議の空き時間を利用して、なんとか美術館だけは見て回ろうとすると、どうしても強行軍になってしまいます。グルベンキアン財団のコレクションは、楽器や楽譜の収集でも世界的に名高いのですが、あまり時間がなかったこともあって、美術館だけを駆け足で見て回り、目にした絵画、東洋の漆や陶磁器、ペルシャ絨毯などの装飾美術はさして驚くべきものではありませんでした。疲れていたせいで、あまり注意深くは見ていなかったのかも知れませんが。ここでは、むしろ、豊かな自然に囲まれたカフェのテラスで、人に慣れた雀や鴨たちがすぐ近くまで寄って来て、興味深そうに人間を観察しているのを眺めていることで癒されるような気がしました。
Monday, May 28, 2007
Sunday, May 27, 2007
リスボンの儀仗兵
リスボンでの会議の合間の日曜日、ベレンのジェロニモス修道院を訪れようと出かけたのですが、駅からの道すがら、アジュダ宮(現政府の迎賓館として使用されているとのこと)の前を通りがかると大統領付の近衛兵たちが伝統的なマーチを奏でながらパレードしていました。自分たちの存在を広く国民や観光客に知ってもらおうと、しばしばこうしたPR活動を行っているようです。おかしかったのは、植民地スタイルの帽子をかぶった兵隊さんが、軍用犬のシェパードを連れて気をつけして立っているのですが、この軍用犬がまったく言うことを聞かず、人間が整列していることなど我関せずといったふうに、立ったり、座ったりしていることでした。さらには、音楽も無視して吠え続けているので、飼い主の兵隊さんは公衆の面前で恥ずかしいだろうな・・・と思ってしまいました。それがまた、いかにも立派な、「ナントカ号」というようなシェパードなのが皮肉です。犬にしてみたら、音楽に合わせて楽しく自分も歌っているつもりなのかも知れませんが、あちこちからワンワン、ウォーウォーという鳴き声が聞こえて、ちょっとした混乱状態でした。それに比べると、歩兵連隊の後から静々とやって来たお馬さんたちはお行儀がよく、お利口さんでしたね。