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Sunday, May 27, 2007

リスボンの儀仗兵

リスボンでの会議の合間の日曜日、ベレンのジェロニモス修道院を訪れようと出かけたのですが、駅からの道すがら、アジュダ宮(現政府の迎賓館として使用されているとのこと)の前を通りがかると大統領付の近衛兵たちが伝統的なマーチを奏でながらパレードしていました。自分たちの存在を広く国民や観光客に知ってもらおうと、しばしばこうしたPR活動を行っているようです。おかしかったのは、植民地スタイルの帽子をかぶった兵隊さんが、軍用犬のシェパードを連れて気をつけして立っているのですが、この軍用犬がまったく言うことを聞かず、人間が整列していることなど我関せずといったふうに、立ったり、座ったりしていることでした。さらには、音楽も無視して吠え続けているので、飼い主の兵隊さんは公衆の面前で恥ずかしいだろうな・・・と思ってしまいました。それがまた、いかにも立派な、「ナントカ号」というようなシェパードなのが皮肉です。犬にしてみたら、音楽に合わせて楽しく自分も歌っているつもりなのかも知れませんが、あちこちからワンワン、ウォーウォーという鳴き声が聞こえて、ちょっとした混乱状態でした。それに比べると、歩兵連隊の後から静々とやって来たお馬さんたちはお行儀がよく、お利口さんでしたね。



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