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Tuesday, September 5, 2006

アート・バーゼルのSUSHI

美術館にせよ、劇場にせよ、アートにかかわる様々な場所では、オシャレな食べ物、もしくは、食べ物のオシャレなプレゼンテーションをよく目にします。これは現代美術では世界最大規模の売り買いが行われているスイス、バーゼルのアート・フェアのコレクターズ・ラウンジではすっかり定番となっているお寿司なのですが、金属製のお弁当箱に入れたプレゼンテーション。よく冷えたヴーヴ・クリコのシャンパンと共に供されていて、マダムたちには大人気。クリエイティヴな人たちは、皆さん、お寿司が好きなようです。

Sunday, September 3, 2006

バイエラー財団から眺める地上の楽園

バイエラー財団へ行くのは、ほとんどの場合、6月のアート・バーゼルの期間中。だいたいは良く晴れ渡って、真夏のような日射しであることが多いので、美術館を一巡りした人たちは、必ずカフェに立ち寄って、冷たい飲み物やアイスクリームを食べながら、ひとしきりお喋りをするようです。

窓から望むゆるやかな丘陵地帯はイタリアのトスカナ地方を思わせますが、実際に葡萄畑になっていて、美味しい白ワインが取れるようです。来館者のために置かれた、ゆったりとしたソファに腰掛けて窓の外を眺めていると、これぞ正しく地上の楽園といった雰囲気で、立ち上がるのが嫌になってしまいます。

Saturday, September 2, 2006

究極の美術館はバーゼルにあり

世界各地にある個人のコレクションをもとに開かれた美術館もいろいろ見てきたつもりですが、この、スイス、バーゼルにあるバイエラー財団のコレクションこそは、個人コレクターの究極の理想の一つの姿といえるのではないでしょうか。何と言っても、レンゾ・ピアノが設計した建物じたいが美術館と呼ぶにふさわしい、素晴らしい造形であるのと、あたりの穏やかな起伏をもった風景とが見事に調和していて、正に芸術愛好家にとっての理想郷とでもいうべき風情をかもしだしているのです。



Friday, September 1, 2006

ポンピドゥー・センターのカフェ

パリのポンピドゥー・センターは都市の再開発計画にアートを取り込んだプロジェクトの「はり」の一つとして知られていますが、十八歳未満の青少年の国立美術館・博物館への入場料は無料という政府の方針も手伝って、週末ともなるとティーン・エージャーの溜まり場と化して大にぎわい。それがまた、いかにもパリらしくて、良い雰囲気をかもし出しています。

まだ3月だというのに暖かい日の屋上のオープン・カフェは大にぎわい

美術館の中で一番混んでいるのは、やはり、カフェでしょう

一昔前の未来を思わせる内装のカフェは、逆に、歴史を感じさせます