今年のバーゼル
今年のバーゼルの混雑ぶりは、アート・バーゼルがすっかり観光地化してしまったことを思わせる印象が強く、いよいよ「来年、アート・バーゼルに来るかどうかは大問題だなぁ」と・・・思ってしまいました。もっとも、アート・バーゼルにしろ、ヴェネツィア・ビエンナーレにしろ、行く度に何かの問題に遭遇するわけで、「今度来るかどうかはビミョー」とその都度思っていながら、毎回、行き続けてしまっている現実があるわけでした。ただし、バーゼルは毎年暑くなるばかりだし、小さな街にあれだけ人が溢れてしまうと、ちょっともう手に負えないかもと、真剣に考えた今年でした。そして、中国語圏、韓国語圏、それに、インド、ロシアなどからのコレクターも増えて、本当にアート・バーゼルはすっかり膨れ上がってしまった感じでした。それと、去年のフロリダのアート・バーゼルまでアート・カンヴァセーションのスポンサーを務めたブルガリの姿が今年はなく、かわりにカルティエが入っていたのも気になりました。まぁ、いずれにしても、アート・バーゼルは変わりつつあることに間違いはないでしょう。
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