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Sunday, August 27, 2006

プラハとカフェ文化

この写真は2003年当時のものですが、「ホテル・インペリアル」の一階にあったクラシックなカフェの入り口の様子です。かつての華やかな時代には、さぞや豪奢なホテルだったに違いないという威風堂々の風格を漂わせる建物でしたが、社会主義政権下では低所得層向けのアパートに転用されていたのでしょう。興味を覚えて中を見せてもらったところ、美しい階段の手すりやステンドグラス、手の込んだ廊下のモザイク、両側に開く各部屋の大きなドアとは裏腹に、部屋の内装はようやくバックパッカー向けに必要最低限の家具と調度を整えたという雰囲気で、まるで野戦病院でした。バスルーム付の部屋は一つもなく、廊下の突き当たりに共用のシャワー室とトイレがありました。一泊の値段を聞いたところ、日本円で2500円ぐらいだったと記憶しています。その後、2005年の春には大規模な工事が始まって足場が組まれ、どうやら西側の大資本が入って、どこかのフランチャイズの高級ホテルへと生まれ変わることが決まったとのことでした。



カフェに集う人々

手の込んだモザイクタイルで飾られた天井

カフェ・ラテを頼むとここの名物のドーナツがつく

ホテル階へ上がる階段の明かり取りのステンド・グラス

クラシックなカフェの反対側にあったネット・カフェ

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