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Tuesday, December 26, 2006

ティッセン・ボルネミッサ・コレクション


美術館の建物や中のショップ、レストランの撮影をしようと思う場合、エル・プラードのような厳戒態勢の美術館にカメラを持ち込むのは正式な取材許可がない限り無理なので、旅行のような、仕事のような、極めて曖昧にしている私の旅の場合には、近・現代美術館を狙うことが多いのです。スイス国籍のティッセン・ボルネミッサ男爵家のコレクションがスイスではなく、スペインに寄贈されて美術館になったというので、かなりの期待をもって見に行ったのですが、先代から受け継いだビミョーな印象派作品が多く、逆に現代美術はさほど目を見張るようなものがなくて、なんとなくガッカリしてしまいました。レストランは大変人気が高いようで、お茶の時間のマダムたちでごったがえしていましたが、あまりの混雑ぶりに、こちらも退散。一方のミュージアム・ショップではオリジナル・グッズのスカーフや、値の張るものを多数扱っていましたが、いかにもお金持ちそうな、おそらくは美術館の理事会のメンバーか、その夫人ではないかというモデルのような女性が割り込んできて、店員に相手をさせ、見ていて不愉快でした。頭の悪い女性はどこにでもいるものですが、そういう時のために、その人がわかる言葉で、「まぁ、お下品な! どういう育ちの方なのかしら?」と大きな声で独りごとが言えるように心がけているわけです。だいたいスイスの寄宿学校出身のマダムが多いので、フランス語が良いかも知れません。

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